Chitin Nanofibers

キチンナノファイバーとは

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キチンナノファイバー

What is Chitin Nanofibers?

分子図

キチンナノファイバーとは、カニ殻などの甲殻類の外皮から「キチン」という糖質を
超極細繊維(10~20nm)の状態で取り出したものです。

ナノファイバーにすることで、従来のキチン粉末ではできなかった、
水中での均一な分散性が実現され、他の材料との配合・成形が容易になりました。

さらには、新しい機能・効用も多く発見されています。

カニ殻などの甲殻類の外皮
超極細繊維(10~20nm)
キチン粉体・キチンNF
2018年度 第23回安藤百福賞「発明発見奨励賞」

株式会社マリンナノファイバー

このキチンナノファイバーは
2018年度 第23回安藤百福賞「発明発見奨励賞」
受賞いたしました。
伊福 伸介

研究のきっかけ

「蟹取県」とっとりはカニが特産品。
そこでカニ殻が大量廃棄されている現状から、この殻を有効利用できないものかと考えました。

カニ殻の主成分はキチンという糖質で、きのこにも含まれる馴染みの深い成分です。

旅館にカニ殻を集めていただくようお願いしたり、自ら大量にカニやエビを購入して材料を確保したり、様々な努力の結果、キチンからナノファイバーという極細繊維として抽出することに成功しました。

キチンは粉末にしただけでは水に溶けないのですが、ナノファイバーは非常に微細な繊維のため、水に良く馴染む、ぷるっとしたジェル状の分散液に生まれ変わりました。

この特性は他の素材とも相性が良く、様々な活用法が生まれてきます。
ナノファイバー自体がかなりの強度を持っていますし、熱にも強くまた透明性を損ないません。これをプラスチックに混ぜればデジタル端末や様々な工業製品に使える可能性があります。

そして、人の肌には、すっと馴染んで、うるおいをもたらします。
荒れた角質層の起伏を満たすように緻密な被膜を形成して、お肌をなめらかにし、刺激から守ってくれます。また、多様な生理機能も備えている天然素材「キチンナノファイバー」。

この鳥取発のマリン新素材を、困っているあなたに届けたい。それが私たちの願いです。

代表取締役社長
鳥取大学工学部教授
伊福 伸介 いふく しんすけ
製造工程

製造工程

Production Process

特殊な製法で煮る

特殊な製法で煮る

カルシウムとタンパク質を取り除きます。

機械処理

機械処理

湿式粉砕により、ナノサイズまで細かくほぐします。

完成
超極細繊維(10~20nm)

応用用途

Application Process

キチンナノファイバーは、水に対する高い分散性と、様々な潜在能力が特徴。

高粘度で半透明、また微細な構造でもあり、ほかの基材との混合や湿布、
用途に応じた成型が可能であるため、広範囲な用途が期待されています。

用途別の期待される機能・効用。美容・食品・工業分野・農業資材・医薬品

機能・効用

Functions and Benefits

美容分野

美容分野


保水力の高いジェルタイプで効果的

水によく分散してジェル状になることで、化粧品への添加原料として活用できるようになりました。

医薬品分野

医薬品分野


優れた生体機能で医療分野にも貢献

様々な効果を活かした医療用材料への応用が期待されています。

食品分野

食品分野


パン生地などの補強効果や乳化効果にも優れています。

小麦粉の生地強度を強めることができ、薄力粉でも膨らむパンが作られたり少ない量の強力粉で通常料と変わらぬふくらみを実現可能です。また、水と油などの混ざり合わないものを均一に混合する働きも強化します。

農業分野

農業分野


植物の生長促進・免疫力アップ

植物の病気に対する免疫系を活性化し、病害抵抗性が向上できます。あらかじめマリンナノファイバーをイネ葉面、トマト土壌に処理しておくと、イネいもち病、トマト萎凋病菌などに対する病害抵抗性を活性化します。

工業分野

工業分野


デジタル端末や様々な工業製品に活用も可能

極細の繊維なので、プラスチックに混ぜてしなやかで強度のある透明なフィルムや、布なども作れます。

マリンナノファイバーに関するご質問など、
お気軽にご相談ください。

受付時間 10:00~17:00(月~金)