2025年8月21日に当社のアンバサーである藤本怜央選手を招いて、千葉県柏市にあります吉田記念テニス研修センターにて、座談会ならびに競技用車いす体験会を実施しました。座談会では、メジャーリーガーの通訳を経験された松本重誠さん(バガボンド・スポーツ)、夏冬五輪のメダリスト支援をされている葛西紀燿さん(栄養/メンタルアドバイザー、株式会社NA-NA 代表取締役社長)に加わっていただき、スポーツに関することから企業との関りに関する事まで幅広くお話を伺う事ができました。

座談会に関して3回に分けて配信をしていきますので、最後までお楽しみください。第1回目は、藤本選手の世界で戦い続けるための秘訣や海外での活躍についてお伝えします!
42歳で世界と戦い続ける車いすバスケットボールプレイヤー 藤本怜央
◆40代でも現役車いすバスケットボール選手であり続ける大事な3要素
藤本選手は長く日本代表として活躍され、2004年のアテネから2020年の東京まで5大会連続でパラリンピックに出場し、特に東京パラリンピックでは銀メダル獲得に貢献されました。42歳という年齢でなお第一線で戦い続ける秘訣は、徹底的なコンディション管理にあるそうです。藤本選手が重視しているのは「睡眠」「食事」「メンタル」の3要素。特に睡眠に関しては、海外遠征が多い中でも質の高い睡眠を確保するため、必ず浴槽付きの宿を選び、温浴でリカバリーを図るそう。また、完全休養ではなく適度な運動を取り入れた「アクティブレスト」を心がけ、次の試合に向けたコンディションを整えているそうです。
◆海外での活躍
2014年からは活動拠点を海外に移し、車いすバスケットボールが人気スポーツであるドイツでは10年間プレーされていました。当時、日本ではパラスポーツが発展途上だった中、世界で戦うために必要な経験や情報を得るため、福祉先進国であるヨーロッパのリーグに挑戦。言語の壁や食文化の違いなど様々な困難に直面したそうですが、自身の実力で周囲の信頼を勝ち取っていきました。

◆勝利の女神は細部に宿る
東京パラリンピックでの銀メダル獲得には、「勝利の女神は細部に宿る」という信念が大きく影響しているとお話しされました。愛犬の鈴(りん)ちゃんとの散歩中にゴミ拾いを続けるなど、競技以外の部分でも常に意識を高く保ち、可能性のあることには何でも意識し行動する姿勢を貫いているとのことです。
◆ハンドジェルηを使ってみて
車いすバスケットでは、タイヤやリム(操作補助としてタイヤの周囲に取り付けられている)の操作で手荒れが気になるケースが多く、ハンドジェルηが日頃のハンドケアアイテムとして重宝しているそうです。また、チームメイトも手のケアに試したところ「手入れの習慣として取り入れやすい」「練習時の手入れに活用している」と、藤本選手と同じように気に入っていただいているようです。

第2回目は、当社のアンバサーである藤本選手、メジャーリーグの通訳を務めた松本さん、オリンピック選手の栄養・メンタルサポートを行う葛西さんによるスポーツ支援の在り方についてです。お楽しみに!