News 最新情報 ホーム 最新情報 【アンバサダーイベント】藤本怜央選手×豪… 【アンバサダーイベント】藤本怜央選手×豪華ゲストによる座談会③ お知らせ 2025.11.07 2025年8月21日に当社のアンバサーである藤本怜央選手、メジャーリーガーの通訳を経験された松本重誠さん(バガボンド・スポーツ)、夏冬五輪のメダリスト支援をされている葛西紀燿さん(栄養/メンタルアドバイザー、株式会社NA-NA 代表取締役社長)に加わっていただき開催した座談会を3回に分けて配信してきましたが、今回が最後の投稿です。最後は、車いすバスケットボールの今後についてお話を頂きました! 車いすバスケットボールの未来 ◆新たな挑戦、誰もが楽しめるスポーツへ 東京パラリンピックで銀メダルを手にし、世界の強豪たちと互角に戦える実力を見せてくれた日本の車いすバスケットボール。しかし、競技を広めていくことや、もっと多くの人に知ってもらうには、まだ課題が残っているそうです。藤本選手は「以前は1,200人から1,500人ほどいた選手が、今では700人くらいまで減ってしまいました」と現状を教えてくれました。この状況を変えようと、日本車いすバスケットボール連盟は新しい取り組みを始めています。特に注目なのは、障がいのある人だけでなく、健常者も一緒にプレーできる環境づくりを進めていること。男性も女性も、障がいの有無に関係なく、みんなが「車いすバスケットボール選手」として楽しめる競技にしていこうという考えです。一方で、健常者が試合に出て、障がい者が応援に回るという状況も生まれているそう。本当の意味でみんなが活躍できる取組にしていくのも大きな課題だそうです。 ◆広がる車いすバスケの可能性~練習場所の確保から新競技まで~ 車いすバスケットボールを楽しむ上で、大きな壁となっているのが練習場所。車いすのタイヤが床を傷つけてしまうかもしれないという心配から、使用をお断りされることが多いそうなのですが、東京パラリンピックをきっかけに、少しずつですが施設を使いやすくなってきていると話されていました。仙台市では震災前から障がいのある方が優先的に使えるスポーツアリーナを作り、バリアフリーの環境で思う存分練習できる場所を提供しています。新しい楽しみ方も生まれていて、関東では、ショッピングモールの駐車場や建物の中を使って、3人対3人で戦う「3×3」の大会を定期的に開いているそうです。買い物に来た人たちが気軽に車いすバスケットボールを見られる機会になっていて、多くの人に知ってもらえるきっかけになっているようです。公共施設だけでなく、民間の施設も協力して環境を整えていく方法は、これからのお手本になっていきそうだなと感じました。 今後の発展には、競技団体だけでなく、企業や自治体との連携がとても大切だなと感じました。車いすバスケットボールの可能性は無限大。競技人口の拡大、練習環境の整備、若い世代への継承など、向き合うことは多いですが、私たちも微力ながら車いすバスケットボールの発展に協力していきたいと思いました。 【謝辞】 本イベントにご協力して下さいました、藤本選手、松本さん、葛西さん、吉田記念テニス研修センターの皆様、取材協力者の方々、ご参加頂きました皆様、どうもありがとうございました。 BACK